詩(いちも詩)

ひとなみの罪

ひとなみの罪さえムリをして背負った
詩(いちも詩)

つまらないもの

どうしてこんな満たされない
詩(いちも詩)

ひとりぶん

きみといるのに寂しいのは
詩(いちも詩)

吐かせて

からっぽだから響くんだ
詩(いちも詩)

どうかもう一度

なめあうために傷つけあった
詩(いちも詩)

あけないでほしい

まだやって来てもいない 明日にもう疲れちゃった
文字のみの詩

マイ・スリーパー

夜が長いのは 僕が空っぽなせい
文字のみの詩

すれ違う人たち

すれ違う人たちの 誰もが何かを感じている そのことがたまに怖くなる
文字のみの詩

息はしない

僕もいつかは ちゃんと終われるんだろうか
文字のみの詩

溶ける

どうしてこんな気持ちになるのか なんとなく分かっちゃうよ
文字のみの詩

僕だけのもの

誰かが僕を品定め お前に悲しむ権利はないぞと
文字のみの詩

曼珠沙華

葉っぱは全部捨ててしまって この赤い血管がよく見えるように
文字のみの詩

わけもなく

わけもなく悲しい日はあるのに わけもなく嬉しい日がないなあ
文字のみの詩

行方

誰の行方も知りたくないよ 好きなところへ行ったらいいよ
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