短歌(いちも詩)一から十六

Twitter に流した
いちも詩入り短歌の
一番目から十六番目です

うるさいと言われたとしても構わないひからびるまで泣かせてほしい

あまりにも違うからこそ傍にいたいあなたのことをもっと知りたい

爪先で立てどこのては届かないあなたが僕を知ることはない

ほら見なよこれが僕らのなれの果て騙し騙され愛を失う

死にたくはない生きたくもない二度とさめない夢にきみと棲みたい

右ならえならいたくない右を見る隣のヤツがまた泣いている

とおいからうつくしい星もしもこの手が届いたら燃えてしまうよ

なにもかも煩わしくてイキモノであることさえもやめてみたいな

しあわせがからだに障るどうしても会いたい人に会えないままで

もしぼくが疎ましくてもあと少しあと少しだけ傍にいさせて

絶望もうらみつらみもお手のものあなたも僕もどうせ人だよ

サボテンも枯らしてしまう僕だからひとを愛することができない

あとがつくほど抱きしめてほしいとかそのまま死んでしまいたいとか

もう忘れられているかもしれないと思いながらも手紙を書いた

もし口が二つあってもほえるより哭きたい今の二倍なきたい

いきるのは悲しいことだいいことはたまにしかないそれでもいきる

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