褪せた酸素 文字のみの詩 2023.01.06 酸素が褪せてゆく呼吸に混ざるノイズふたつの肺が互い違いに鳴いた みえないものを欲しがって延ばしあう腕と腕交わることなどないままに崩れ落ちてしまう いきがじょうずにできないの 酸素が褪せてゆくノイズはやがて君の名前に変わる とらえてくれる鼓膜はもう無い 22.08.19