短歌(うたよみん)五百十三から五百四十四

うたよみんに投稿した
五百十三番目から
五百四十四番目の短歌です

溶けかけたアイスみたいに君は言う「好きだったんだ、好きだったんだ」
22.10.11

好きだって言いあうだけで満たされた怠惰な日々の記憶手放す
22.10.13

眠いでもあなたの夢に出て行ってしまわぬように祈る真夜中
22.10.13

フッたのはあんたでしょうがこっそりと作った合鍵使ってんなよ
22.10.13

「幸せに慣れてないんだ」なんて言うあなたはきっと幸せなんだ
22.10.13

わたくしが生まれたこともわたくしの自死が未遂に終わったことも
22.10.14

遊びってわかってたけど三年も想いつづけた先生だから、
22.10.14

ごまかしの効かない笑顔ああ君も誰かを好きになったんですね
22.10.14

伸びきった麺はそのまま綿シャツの袖をいじって画面を見てる
22.10.18

君が僕にのこしたものを君じゃない誰かに渡す日が来るだろう
22.10.18

もう二度と逢えない人ともう一度逢いたい人がいつも同じだ
22.10.19

順番に主役をろうもう誰も思い出さなくなるその日まで
22.10.19

僕たちはわかりあえないそれがいい誤差の範囲で愛してほしい
22.10.20

いま僕が死んでもこんなくだらない世界は終わらない だからまだ
22.10.21

もしこれが名のつく病だとしても治す気はないあなたが好きだ
22.10.27

月はもういくつあっても足りなくて I love you. は飽和している
22.10.27

大好きな人→大嫌いな人→名前さえ思いだすことのない人
22.10.27

朽ち果てた花に口づけするようにわたしに触れる手はどこにある
22.10.29

未遂した人わたくしに「構ってちゃん」と言った口が自殺した子に「耐えてたんだね」
22.10.29

いいことを思いついたよわたしたち出逢わなかったことにしようよ
22.10.29

結局は黒いインクが減ってゆく「大好き」さえも無難に書いて
22.10.31

傘なんて捨ててたまには濡れようよ?(君の涙に気付きたくない)
22.11.01

ただ君の体が泣きたがっているだけなんだから泣かせてあげて
22.11.01

ライラック(嘘と欠乏?)紫に揺れる命が僕を惑わす
22.11.02

生きるのがつらいだなんてそんなのは子ども騙しだ僕は子どもだ
22.11.02

星座などばらしてしまえ光年を超えるぐらいにわたしを愛せ
22.11.03

みをつくしきれぬまゝなり彼方あなたへと続く海にはいのちの眠り
22.11.03

マーメイドメイドイン海ひらひらと僕の視線を奪いさってく
22.11.04

許したくなかったけれど許したら愛されるって勘違いして
22.11.05

ひっそりと金木犀は死んでゆく交通量の少ない街で
22.11.08

本当に僕を好きだというのなら主語も述語も愛してほしい
22.11.11

一人では息ができない夜がある悲しいほどにあなたが好きだ
22.11.13

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