短歌(うたよみん)四百十七から四百四十八

うたよみんに投稿した
四百十七番目から
四百四十八番目までの短歌です

涙腺も自分一人じゃ壊せない非力きどって何が楽しい?
2022.07.27

誰だって体の中に海を持つだから悲しいとき眼が濡れる
2022.07.27

おいでおいで不協和音に誘われて七度六分の闇の中へと
2022.07.28

僕たちは耐水性で悲しみに溺れたくても溺れきれない
2022.07.28

幸せの音が聞こえてきたらすぐ耳を塞いでください さあ
2022.07.28

眠れたら目覚めたくないアラームをかけるこの手はなんなのでしょう
2022.07.28

眠くないのに眠りたい眠いのに眠りたくない僕はわがまま
2022.07.29

総当たりするかのように「さようなら」逢ってもいない人と別れる
2022.07.29

「おやすみ」に明かりを灯す、すぐ消える。明かりを灯す、君が吹き消す。
2022.07.30

みんなもう何処か遠くへ行っちゃって踏み倒された愛 諦める
2022.07.30

呼吸さえあなたのために出し惜しみしている僕をどうぞ 笑って
2022.07.30

みをつくし汝に折られて涙さへよすが失ひ去ぬ夕まぐれ
2022.07.30

届かないことがわかったあの日から死ぬまでずっと呼びつづけます
2022.07.30

真っ当な息の仕方を忘れても明日が今日になる日曜日
2022.07.31

調律を怠ったまま弾くピアノ あした世界は終わるんだって?
2022.07.31

幸せに慣れてしまってもう何も感じられないヒトになりたい
2022.08.05

君の吐く二酸化炭素まだ僕に届かないんだもっと 息 して
2022.08.05

いつか死ねるいつか死ねるとそれだけを寄す処に生きる日々のかなしさ
2022.08.05

しあわせになれないことを主張する君はよっぽどしあわせそうだ
2022.08.05

カルテには異国の言葉わたしには読めないほうが幸せですか
2022.08.05

半分に割られた月だひょっとして残りは君が隠し持ってる?
2022.08.05

「どこいくの?」舌ったらずに訊く君の声が好きだよ隣にいるよ
2022.08.06

揃わない 足並み・鼓動・息遣い あなたと僕は別の生き物
2022.08.07

重篤な君依存症離れても声が聴こえてくる気がしたの
2022.08.07

君が吊るために垂らしたロープこれ蝶のかたちに結んでおくね
2022.08.08

手首、手首、手首をずっと見つめてる。切り取り線が見つからなくて。
2022.08.08

僕がまだ僕であること君がもう君でないこと割れてゆく空
2022.08.08

僕たちは絶滅危惧種だれだって一人きりしかいないのだから
2022.08.09

もし僕が花になったら図鑑には枯れた姿を載せてください
2022.08.09

「誕生日ありがとう」って、ありがとう。原爆忌が誕生日の僕に。
2022.08.09

死にたいと思うことさえ気怠くて聞き流していく鼓動のすべて
2022.08.10

君はいま何を見ているわたしには見えない星は何色ですか
2022.08.10

タイトルとURLをコピーしました