短歌(うたよみん)三百八十五から四百十六

うたよみんに投稿した
三百八十五番目から
四百十六番目までの短歌です

もう君はきっと眠っているだろう君の愛する人をいだいて
2022.07.07

君を想う故に我ありもし君がいなくなったら消えちゃいそうだ
2022.07.08

選ばれてしまったことはかなしくて選ばれなかったこともかなしい
2022.07.08

降る雨が塩酸だったらいいのにと傘もささずにあの子は笑う
2022.07.09

下書きが増えてゆきますあなたへの「ありがとう」「好き」「また逢いたいです」
2022.07.09

雨音が海馬を満たすああ僕に思い出なんてなかったんだね
2022.07.09

リサイクルされたみたいに朝が来て昨日の言葉みんな嘘だよ
2022.07.09

「死ねばもうすべてが終わる」「いえ、僕のいない世界が始まりますよ」
2022.07.10

なぜそうも死にたいんだと訊かれてもそれはこっちが知りたいですよ
2022.07.11

悲しいと言えば涙が出るような蝶々の羽化を妨げながら
2022.07.11

あの人もあの人もあの人もあの人もあの人もあの人も死ぬ
2022.07.12

死にたいと願うことさえ僕らには許されないね。……、それがなんなの?
2022.07.12

字余りな僕の世界と字足らずな君の世界を足して二で割る
2022.07.12

呼吸さえ上手くできない夜が来てR指定の愛を蹴飛ばす
2022.07.14

鱗雲まとって空は一匹の大きな魚 水が足りない
2022.07.14

ほんとうは君と視線を絡めたい休み時間を恋で潰した
2022.07.14

吸い交わす煙草のけむり混じりあいながら浮かんで消えて、消えて。
2022.07.14

この夏を最後にしよう蝉時雨だけが何かを言いたげだった
2022.07.14

薬さえ飲めば眠れる明日には僕も上書きされるのでしょう
2022.07.14

雨音をBGMに君が死ぬ間際のことをしたためている
2022.07.15

優しさに惹かれてはいる好きだった人の憂いに引き寄せられて
2022.07.15

欲しかった今も欲しくてたまらないけれどなくても生きていけるよ
2022.07.15

まどろみの足りない部屋だ薬より声が欲しくてたまらないのに
2022.07.15

悲しみにシャープをつけてどうせなら人より少し上に立ちたい?
2022.07.19

さよならの仕方を誰か教えてよきっとわたしは間違っている
2022.07.21

誰にでもできることなどあなたにはできなくていい声を聴かせて
2022.07.21

希望的天体観測都会では星を知らない少女が眠る
2022.07.22

幸せになりたいとかなりたくないとかいちいち僕に言わないでくれ
2022.07.22

上滑りしてゆく愛を受け止める手はない君はここにはいない
2022.07.24

雑踏に溺れて息をなくしてもひとりぼっちを忘れられない
2022.07.25

まだ僕は起きているんだまだ僕は起きているんだ夢はそれから
2022.07.26

未遂さえできない僕を嗤いなよ「正常」なんて君の勝手だ
2022.07.27

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