短歌(うたよみん)百六十一から百九十二

うたよみんに投稿した
百六十一番目から
百九十二番目までの短歌です

美しく死んでゆくことなどできず僕の遺体は誰が運ぶの
2021.10.16

君だって僕だって精一杯だひとりよがりな心臓を持つ
2021.10.16

悲しくて涙が出そうだけどなぜ悲しいのかは教えたくない
2021.10.17

正しさを持て余している数学の教師はいつも孤独なようだ
2021.10.17

さよならをする相手すら減っていく だから世界が好きになれない
2021.10.17

君よりは不幸だという傲慢で明日もなんとか生きられそうだ
2021.10.17

水彩が乾く前には言わなくちゃいけないことがあったのだけど
2021.10.17

赤ペンで書いたあなたの誕生日。仕方ないので手帳、捨てます。
2021.10.17

嫌われてしまったのかもしれなくて ああそういえば今日何曜日?
2021.10.17

ドロップの缶詰ふって祈ってる君は欲しがらないイチゴ味
2021.10.18

なにもかも捨ててしまいたいときがくることをわたしは知っていました
2021.10.18

左手の爪だけを切る ギターなどもう弾きたくはないのだけれど
2021.10.29

「いる・いない」「いる・いらない」を取り違えました わたしは留守にしてます
2021.10.18

守るべきものをなくして守られていたのはきっと僕だと気づく
2021.10.19

雑踏に逆らっていたはずなのにいつの間にやら流されている
2021.10.19

死にたさは生きたさの裏返しとか勝手なことを言ってくれるな
2021.10.19

伝えたいことがひとつも伝わらない(伝えたいことなんてないから)
2021.10.19

きみひとりいなくなってもしかたないけれどわたしのせかいはとまる
2021.10.19

約束にいつも遅れてきた君を思い出します雨は不揃い
2021.10.19

別れにも後味があるらしくもう名のわからない感情を抱く
2021.10.20

嫌われることをおそれてなにひとつ言えない僕を君は嫌った
2021.10.20

読みもせず同意しちゃうし知りもせず好きになったり憎んだりする
2021.10.20

饒舌な君の呼吸に相槌をうてないままでただそのままで
2021.10.20

足許がふらついているのは酒のせいではなくて君のせいだよ
2021.10.20

さみしいと言えばよかったこんなにも傷つくことがわかっていたら
2021.10.21

僕なんていなくなってもいいでしょうそれでも消えてあげないけれど
2021.10.21

ため息をつくように死にたいと言うため息だから聴き流してくれ
2021.10.22

オリフィスを広げてほしい僕はもう息をするのも飽きてしまった
2021.10.22

僕たちの関係に読点を打つぎこちなくてもまだ続きたい
2021.10.23

ごめんねと言いかけたけど飲み込んだ消化不良でまた胃が軋む
2021.10.23

悲しんでいるヒマもないそんなのはいやだよ飽きるまで悲しもう
2021.10.24

嫌われてしまってもまあしかたない僕はいつでも僕なのだから
2021.10.24

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